中国らしい建物が並ぶ鳳凰古城は、中国中南部に位置する湖南省にあります。
百度先生(中国最大のサーチエンジン)によりますと、
1556年に建設が始まり400年以上の歴史があるんだとか。
言うならば、湖南省の京都という感じですね。
どことなく嵐山に見えてくる部分もあります。
建物の多くは、ホテルや旅館、レストランとして使われており、
観光によって町が栄えております。
立地的に省都の長沙から近くないため、
出張で立ち寄るという事もなく、
中国在住だとしても中々行く機会が少ない所だと思います。
日本からの直行便はなく、広州を経由していくのが無難な行き方だと思います。
東京ー広州のフライト5時間、広州ー鳳凰フライト1時間30分、
なので1日移動で終わってしまいますね。
私が訪れたのは平日(2017年6月)でしたが、街には観光客が溢れていました。
流石は有名な観光名所だけあります。
しかし、過去には寂れた期間もあったようです。
観光客が多いし、良い税収になると目を付けた地方政府が、
2013年から2016年の間、観光客に対する入場料148元(約2400円)を領収したのです。
入場料だけで、結構な額です(笑)。
ちなみに現地のホテルより高いです。
もちろんお客さんは激減し、観光業に従事する人々の収入は、
半分ぐらいまで落ち込んだそうです。
民間からの批判もあってか、政府は入場料の領収を取りやめ、
過去に領収した入場料の一部は、景観保護に使われたそうです。
めでたし、めでたし。
というわけで、今現在は入場料も係らず、
鳳凰古城の素晴らしい景観を堪能できますので、
チャンスがあれば訪れてみることをお勧めします。
筆者:三元ミルク