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コロナウィルス下の中国の小売業|中文読解

投稿日:2020年3月1日

文章の概要

現在中国でコロナウィルスが猛威を奮っている状況下で、スーパーや百貨店が直面している厳しい状況について紹介しています。(下に日本語訳あり)

中国語本文

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<音声再生 by 関俐琴先生

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<本文>

在疫情下零售公司的严峻性

目前,2020年1月份开始的疫情还没有结束并且在不断地蔓延,政府的警戒体制变得越来越严重的情况下,各地零售公司的情况有点困难。

虽然大部分公司因为疫情不能复工营业,但是为了保持民众的稳定生活,各地政府要求各个零售公司必须继续营业。

成都也不例外,除了永辉超市红旗连锁人人乐超市等内资零售公司以外,沃尔玛家乐福伊藤洋华堂伊势丹711全家等外资公司也只能按照政府的方针,一直营业。

 

可是在目前的情况下营业并不容易。最大的原因是,目前的情况下,采购商品困难。原因是虽然春节三周以前早就结束了,但是中国各地的大多数工厂目前还没有完全复工。因为交通限制等原因,员工春节回乡之后,不能回到他本来上班的工厂。

 

即使他们可以回来,政府也不允许他们马上开始上班。根据目前新型肺炎的信息,为了保证从外地回来的员工没有被感染,他们需要被隔离至少14天。所以在大部分工厂,现在只有总员工的30%到50%的员工上班。

甚至有些工厂还未达到这个百分比,不能复工。这样一来国内生产商品的能力比平时下降了很多。这些零售公司也不能像平时一样采购商品。

 

另外一个原因是,零售公司要确保自己员工的安全。
零售店通常是人群聚集较多的场所,如果是大型店铺的话,每天的访客量甚至超过几千人。

其中恐怕有从外地回来的人,或者跟外地人接触过的人。店铺的员工虽然知道这样的疫情情况,但是客人来了就要好好接待他们。

这样的情况下,虽然公司的员工和客人都被要求进店之前测体温和消毒,可是员工感染的风险仍很高。

 

因为专业机构说这次新型肺炎的传染力非常强,所以万一发生员工传染的话,需要关闭消毒属于他的卖场和商品,而且跟他接触过的同事都需要被隔离。所以继续营业上的风险也挺高的。

据我所知,仅仅在这10天之内,在我常去的超市里面也发生了疑似病例。这个店铺马上关闭了卖场,做消毒处理。这个给销售的影响也不是很少的。

 

可是,即使目前这个情况下,零售店也仍然是民众购买商品的地方,是民众的生命之线。

现在大家去零售店的话,一定能买到食品等生活上必须的东西。所以在如此严峻的疫情下,大家可以放心生活。因此我们一定要感谢零售公司和它的员工。

日本語訳

コロナウィルス影響下の中国小売業の厳しさ

現在、2020年1月から始まった疫病の流行は未だ終息せず、さらに広がり続けている。政府の警戒態勢がますます厳重になる中、各地の小売企業も困難な状況にある。多くの企業は病気の流行のため(春節休み後に)営業再開できずにいるが、市民の安定した生活を保持するため、各地の政府は各小売企業に営業を継続するように要請している。

 

 

成都も例外ではなく、永辉超市红旗连锁人人乐などの中国系の小売企業だけでなく、ウォルマートカルフールイトーヨーカドー伊勢丹セブンイレブンファミリーマートといった外資系企業も政府の方針に従い、営業を続けている。

 

 

しかし、現在の状況下での営業は決して容易ではない。最も大きな原因は、現在の状況下では、商品の仕入れが困難なことだ。

 

すでに春節休みが終了してから三週間以上が経っているが、中国各地の大多数の工場がまだ完全には営業再開できずにいるからだ。

 

交通制限等の影響で、従業員が春節に帰省したあと、もともと働いていた場所に戻ってこれていないのである。

 

たとえ戻って来れたとしても、政府は彼らがすぐに出勤することを許可していない。

現在の新型肺炎の情報に基づき、外地から戻ってきた従業員が感染していないことを保証するために、少なくとも14日間は隔離される。

 

そのため大多数の工場は、総従業員数の30%から50%の従業員しか出勤していない。

 

もっと酷いところでは、この数値にすら達しておらず、営業再開ができていない。このように、中国国内の生産能力は平常時に比べて大きく低下している。小売企業も平時のように商品を仕入れることができなくなっている。

 

 

もう一つの原因は、小売企業自身も自社の従業員の安全を確保しなければならないことである。スーパーなどは通常人が多く集まる場所であり、大型店舗の場合は、1日の来客数は数千人は超えるだろう。

その中には恐らく外地から戻ってきた人や、外地の人と接触したことがある人もいるだろう。

 

店舗の従業員はそのような病気の流行状況をわかっていても、お客様が来店したらしっかりと対応しなければならない。

このような状況下では、会社が従業員とお客様それぞれに入店前の体温検査と消毒を義務付け得たとしているが、従業員が感染するリスクは非常に高いだろう。

 

 

 

専門機関は今回の新型肺炎ウィルスの感染力は非常に高いと言っているため、万が一従業員が感染した場合、その従業員がいた売り場や商品はクローズして、消毒を行わなければならず、さらにその従業員と接触した別の同僚もすべて隔離される。

そのため、経営上のリスクも非常に高い。

 

私が知るところでも、わずか10日間のあいだで、私がよく行くスーパーの中でもこのようなことが起きていた。そのお店はすぐに売り場を締めて消毒を行っていたが、売上への影響は少なくないだろう。

 

しかし、たとえこのような状況にあっても小売店はやはり市民がものを買う場所であり、市民のライフラインである。

 

いまみなさんが小売店に行けば、必ず食品など生活に必要なものを購入することができる。

そのためこのような厳しい病気の流行下似合っても、みんな安心して生活することができる。

 

我々は小売企業とその従業員に感謝しなければならない。